姉妹都市・友好都市

更新日:2023年11月22日

辰野町は、外国との教育・文化などの交流を通じ、友好親善や世界平和に貢献するために、ニュージーランドのワイトモ行政区と姉妹都市提携を、また、国内では千葉県の鋸南町と友好都市提携を結び、相互交流を行っています。

  • 国際姉妹都市 ニュージーランド ワイトモ行政区
  • 友好都市 千葉県安房郡鋸南町(きょなんまち)

国際姉妹都市 ニュージーランド ワイトモ行政区

ワイトモ行政区の概要

(イラスト)ワイトモ行政区の地図

 ワイトモ行政区(以下ワイトモ)は、ニュージランド北島オークランドの南200キロメートルに位置する行政区です。先住民族のマオリ語でWAIは水、TOMOは穴を意味し、名前の由来となっています。

 グロウワーム洞窟(Glowworm Cave)、アラヌイ洞窟(Aranui Cave)、ルアクリ洞窟(Ruakuri Cave)の3つの洞窟があることで知られ、暗い洞窟内の川をタイヤチューブで下るブラック・ウォーター・ラフティング等の観光プランが用意されています。また、どの洞窟にもツチボタルが生息しており、その神秘的な美しさを味わうために、多くの見学者がバスツアーで訪れています。

 毎年、ヒツジの毛刈りコンテスト(世界チャンピオンを輩出した記念の像があります。)も開かれるほか、アンゴラウサギの毛刈りショーも楽しむことができます。 動物や自然、冒険が好きな方には、大変魅力的な場所です。

ワイトモとの絆

信州豊南短期大学と国立クライストチャーチ教育大学の交流の様子

 ワイトモとの関係は、地元の信州豊南短期大学(当時の信州豊南女子短期大学)が平成5年5月にニュージーランドの国立クライストチャーチ教育大学(現カンタベリー大学)と交流協定を締結するなかで、ツチボタルが生息する洞窟があることで有名なワイトモと、ゲンジボタルで有名な辰野町が交流したら良いのではないかということから始まりました。

ワイトモでの姉妹都市調印式の様子

 ニュージーランドは、諸外国のなかでも比較的安全な国であり、子供たちの交流にも好条件でした。

 平成7年3月30日にワイトモ、4月26日には辰野町民会館で、マンロー町長と垣内町長(当時)が姉妹都市協定書に署名を行い、調印式を行いました。

 現在では毎年、辰野国際交流協会が主体となり、町内の中・高学生をワイトモ地区へ派遣し、現地にて様々な体験交流を行っています。この20年間、派遣された中学生は約200名、高校生は約20名に及びます。

ワイトモ地区での交流の集合写真
辰野町民会館での姉妹都市調印式の様子
辰野町での交流の集合写真

姉妹都市提携20周年

 国際姉妹都市ニュージーランド・ワイトモ行政区と辰野町は、平成27年に姉妹都市提携20周年を迎えました。これを記念し、ワイトモ行政区の小学生~成人22名の訪問団が6月に日本を訪れ、辰野町でホームステイをして過ごしました。滞在中は町内学校・町民との交流を行い交流を深め、また、新町発足60周年記念式典と併せて、姉妹都市提携20周年記念式典を行いました。

姉妹都市提携25周年

国際姉妹都市ニュージーランド・ワイトモ行政区と辰野町は、令和2年に姉妹都市提携25周年を迎えました。これを記念し、国際姉妹都市提携25周年記念式典を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの開催となりましたが、式典には約20人ずつが参加し、交流を深めました。

友好都市 千葉県安房郡鋸南町

鋸南町の概要

鋸南町特産の日本水仙の写真

 千葉県鋸南町(きょなんまち)は、千葉県南部、南房総の玄関口に位置しています。千葉県の3名山の1つ、鋸山(のこぎりやま)の南に位置しているので鋸南町と名づけられました。この鋸山は標高329m、東洋一の大仏を有す南房地区有数の観光地と知られています。

 町内には漁港があり、海と山に囲まれた鋸南町は、温暖な海洋性気候と東京に近い地理的好条件に恵まれ農林業・水産業、また酪農が盛んです。 特産品として、びわ、日本水仙、カーネーションの他、出荷全国一の食用ナバナがあげられます。

 鋸南町は日本三大水仙生産地でもあり、12月から2月には鋸南町のいたるところで日本水仙が咲き乱れ、毎年「水仙まつり」が開催されています。 また、「見返り美人」で有名な浮世絵の創作者・菱川師宣の出身地としても知られており、町内には菱川師宣記念館があります。

鋸南町との絆

 辰野町と鋸南町の交流は、昭和42年8月に辰野町羽場青年会と鋸南町青年団との交流会から始まりました。

 当時、県外交流の相手を探していた辰野町羽場青年会は、教育委員会を通して千葉県鋸南町青年団との交歓会を計画しました。山と海の町ということで話はすぐにまとまり、鋸南町で海水浴やハイキング、辰野町でスキー等を行い、交流を深めました。

鋸南町の海の夕焼けの写真

 その後、交流会は全くなかったものの、昭63年6月に辰野町が姉妹締結を提案し、それをきっかけに当時のメンバーが再会。21年という空白の時間があったにもかかわらず、再びすぐに打ち解け、話に花が咲いたということです。

 平成元年11月、千葉県鋸南町と友好都市提携調印式が行われ、その際、鋸南町・辰野町友好都市宣言が行われました。
 また、友好都市提携10周年の節目に当たる平成10年には「辰野町と鋸南町との災害時における相互応援協定」を締結し、友愛精神に基づき災害発生時には最大限の相互援助を行うことを誓い合いました。

ほたるの里たつの物産展の様子

 現在の交流事業としては、ほたる祭り・ほたる駅伝・JA上伊那農協祭「鋸南町物産展」などが行われ、また鋸南町への交流事業としては「ほたるの里たつの物産展」・長狭街道駅伝への参加などが行われています。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり政策課 まちづくり係 辰野町役場庁舎2階
〒399-0493 長野県上伊那郡辰野町中央1番地
電話番号:0266-41-1111
ファックス:0266-41-3976
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