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横川の蛇石

更新日:2024年11月25日

蛇石フォトコンテスト作品

蛇石(じゃいし)とは

浦の沢が合流する横川川の河床に灰褐色の岩脈が黒色の粘板岩の中を長々と走っています。この岩脈に直交する方向に、白色の石英脈が15~50cmの間隔で規則的に貫入しています。これが蛇腹の斑紋を連想させ、しかも水面に出没して横たわっており大蛇のように見えるので、「蛇石」と呼ばれるようになりました。

「蛇石の如き梯状脈は其存在比較的稀なるのみならず、学術上より見るも極めて価値あるもの」との趣旨により、昭和15年(1940年)に「横川の蛇石」として国の天然記念物に指定されました。

 

地元の川島地区には、次のような民話が伝えられています。

横川川の上流で兄弟竜がけんかをし、川が氾濫して下流の村が鉄砲水に襲われそうになりました。それを母子2匹の大蛇が、自分たちの身を犠牲にして救いました。それに感心した熊野権現が、この母子を蛇石に変身させ、兄弟竜を二度とけんかが出来ないように、上流にある大滝に閉じ込めたといいます。

 

夏はキャンプ地として賑わいをみせ、秋は真っ赤なもみじなどが色づく紅葉が見られ、冬は雪氷の風景を楽しむことができます。

国天然記念物「横川の蛇石」

蛇の斑紋を思わせる石英脈

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