かやぶきの館及び周辺施設の今後のあり方検討委員会
かやぶきの館あり方検討委員会
・委員会の概要
当委員会では、担当課及び現在の指定管理者からの資料提供と説明、現地調査を実施し、かやぶきの館とその周辺施設の設置目的と役割を確認した上で、現在の指定管理者制度による提供サービスや営業内容、これまでの利用実績、事業効果、老朽化による不具合箇所と今後その対応で見込まれる費用と実施計画、町の財政負担を含む収支状況などの現状把握と分析を行いました。
あわせて、辰野町公共施設等総合管理計画や個別管理計画等で示されている公共施設の維持管理手法、あり方検討の基本的な考え方を確認しました。
その上で、若者との意見交換、ワークショップ等の検討作業により、1.公共施設としての必要性(町が管理運営すべき施設か)、2.実施主体の妥当性(民間による管理運営の可能性)について検討し、今後のあり方についての方針をまとめました。
・委員会報告
令和6年5月27日(月曜日)に松尾委員長、中谷副委員長、黒沢委員、古村委員から「かやぶきの館あり方検討委員会報告書」を武居町長へ提出しました。
報告内容につきましては以下のリンクからご覧ください。
かやぶきの館あり方検討委員会報告書 (PDFファイル: 921.6KB)
・経緯
かやぶきの館(食の健康拠点施設)とその周辺施設は、平成8年度から11年度にかけて農林水産省の農業構造改善事業等により「地域の農業振興と中山間地域の活性化とともに、住民福祉の増進、交流・滞在型の観光拠点」といった目的・性格により整備され、開業以来町内外の多くの方に利用されてきました。
施設の運営については、平成20年度まで町開発公社による運営を行なってきましたが平成21年度から指定管理制度を導入し、公共施設における住民サービスの向上と経費の削減に努めてきました。
近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、大変厳しい経営状況にありましたが、指定管理者による営業努力や、町としても災害に相当する緊急事態として指定管理料の追加等で事業継続に努めてきました。
このような中、町議会の総務産業常任委員会から令和4年9月議会にて未来の姿を研究するよう要望があり、またこれまでの議会一般質問でも関連質問が出されてきた経過を経て検討委員会を立ち上げ検討することとなりました。
今回、かやぶきの館及び周辺施設の今後のあり方を検討するにあたり、農業振興面では、辰野町が「有機農業推進のまち」宣言をした中で、環境にやさしい農産物栽培の普及や販路の拡大、新たな商品開発の可能性を見出せる施設として、また観光面ではコロナ禍を経て大きく変わる需要への対応を考えるなど、施設に対して各種団体や一町民として日頃感じていること、これからの思いなどのご意見を頂くことを通じて、どのような運営が必要なのかを協議しまとめていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
〒399-0493 長野県上伊那郡辰野町中央1番地
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更新日:2024年06月21日