災害弱者の安全のために

更新日:2022年03月01日

高齢者・障害者・傷病者・妊産婦・乳幼児・児童など災害時に正確な行動をとりにくい方を「災害弱者」といいます。このような人たちを災害から守るためにみなさんで協力できるようにしましょう。

高齢者・寝たきりの方のために

日頃の備え

  • 室内はできるだけ広くし、家具、棚の上に重い物、角のある物を置かない。

災害時には

  • あわてて外に飛び出さない。
  • 本震がおさまっても余震に備えて、家の中の安全な場所に移動する。

介助者へ

  • 緊急の時は、おぶって安全な場所まで避難する。
  • 複数の介助者で対応する。
  • 不安を取り除くように声をかける。

耳が不自由な方のために

日頃の備え

  • 日常から筆記用具を携帯しておく。

災害時には

  • メモなどで、正確な情報を周囲の人に聞く。

介助者へ

  • 話すときは、口の開け方をはっきりとし、相手にわかりやすいようにする。
  • 手話、筆談、身振りなどの方法で正確な情報を伝える。

目の不自由な方のために

日頃の備え

  • 白杖は必ず手の届く所に置いておく。
  • 家具などの配置の変更は本人に必ず伝える。

災害時には

  • 災害発生時には笛などを吹き、居場所を知らせる。
  • まわりの人に安全な場所までの誘導を依頼する。

介助者へ

  • 災害時には、声をかけ情報を伝える。
  • 誘導する場合は、杖を持った方の手には触れず、ひじのあたりを軽く持ってもらい半歩前をゆっくり歩く。

肢体の不自由な方のために

日頃の備え

  • 室内の安全スペースの確保と家具などの転倒防止対策を十分にする。

災害時には

  • 無理な行動をとることを避けながらも、頭部を座布団や手で守る。
  • 車いすは安全な場所に止め、介助者の協力を求める。

介助者へ

  • 階段では、二人以上が必要。上りは前向き、下りは後ろ向きにして移動する。
  • 介助者が一人の場合、おぶいひもなどを用意し、おぶって避難する。

知的障害のある方のために

日頃の備え

  • 災害時の行動を日ごろから繰り返し話して聞かせ、ブロック塀や自動販売機など、外での危険な場所も教えておく。

災害時には

  • 家族の人と行動する。できない場合は、近所の人に助けを求める。

介助者へ

  • あわてないように優しい声で指示を出すか、手を取って安全な行動を促す。

内部障害のある方のために

日頃の備え

  • 通院が不可能になった場合に備え、主治医のアドバイスを受けておく。
  • 常用薬や特殊な治療食の蓄えについて、かかりつけの医療機関に相談する。

災害時には

  • かかりつけの医療機関の状況を確認する。
  • 帰宅できない状態でさし迫った治療の必要がある場合は、最寄りの医療機関か防災関係機関に相談する。

介助者へ

  • かかりつけの医療機関をはじめ、病院や救護所などの情報収集の手助けをする。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 危機管理係 辰野町役場庁舎2階
〒399-0493 長野県上伊那郡辰野町中央1番地
電話番号:0266-41-1111
ファックス:0266-41-3979
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