未来につなぐ辰野町の森ビジョンを策定しました

更新日:2024年03月22日

ビジョン作成の背景と目的

策定の背景

現在辰野町において総面積のうち約87%を森林が占めており、森林は辰野町の風景を形成する重要な要素となっております。森林は、林産物の生産、山地災害の防止、水源の涵養、生物多様性の保全、地球温暖化を防止するCO₂の吸収・貯蔵の機能など、私たちの暮らしに様々な恩恵をもたらす素晴らしい財産です。

しかし、当町においては平成18年、令和3年等度々、大規模な豪雨災害が発生しており、災害防止等の公益機能の発揮が求められる森林については、適切な整備等により、災害に強い森林づくりを進めていく必要があることが課題となりました。

また「森林経営管理法(平成30年法律第35号)」や、「森林環境税及び、森林環境譲与税に関する法律(平成31年法律第3号)」が施工され、森林を取り巻く環境は大きく変革の時を迎えております。また近年は森林ビジネスにおいて、木材生産だけでなく、森林サービス業として森林空間を活用したビジネスの展開など、新たな価値が見いだされつつあります。

策定の目的

「未来につなぐ辰野町の森ビジョン(以下、:「森ビジョン」という。)」は、森林・林業及び森林環境を通じて「辰野町の環境を守り、町民の暮らしや町の豊かさ」に資するよう50年先を見据え、長期的な視点にたって森林を維持・活用し、次世代に引き継ぐために必要な基本方針や実施方針、長期にわたって取り組まなけれならいない事項を取りまとめることを目的としています。

計画期間

「森ビジョン」の計画期間は、2024年~2074年の50年間とし、短期目標は2030年とします。

持続的に森林を維持し後世に引き継ぐためには、現在の若年層が1代(生産年齢である15歳~65歳=50年」)で確認できる時間軸で辰野町の将来像を見据える必要があるため、50年という時間軸を設定しました。

また短期目標については「辰野町第6次総合計画」の最終年であること、国際目標である「SDGs」の目標年であること、「2050ゼロカーボン」の中間目標年となっており、様々な施策の重要な年である2030年を短期目標年と設定しました。

短期目標年2030年には「森ビジョン」の成果や効果を重点的に検証し、対策や改善を行うとともに、次期重点目標を選定していきます。

 

未来につなぐ辰野町の森ビジョン

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